未曾有の震災に際して
どうかご一読ください。お願いします!
この度の東北太平洋沖地震に際し、皆さまご無事でいらっしゃいますでしょうか。
ご家族、ご友人など未だ心配止まぬ方もいらっしゃるかと存じます。
かく言う私も、仙台の知人や遠縁の親戚とようやく連絡が付き、避難所にかけ込んで無事との報告を受けましたが、まだまだ全方位において油断はできません。
吉祥寺の当店も大揺れで、死を意識する恐怖を感じずにはいられませんでした。
皆さんも、同じ気持ちだったのではないでしょうか。
ゆえに他人事ではなく、我が事としてこの大惨事に臨む所存です。
取り急ぎ、この震災により亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被害を受けられました皆さまに心からお見舞い申し上げます。
僕は地震当日より体調を崩しておりました。
テレビから伝わるあの惨状・・・あまりにも凄惨な・・阿鼻叫喚の映像に、込み上げてくるものを抑えられずにいました。
大変なショックを受けました。
それでも、弱っていられるか!そして 「僕にできる事は何かないか?!」と思い、以下3つの事を実施する事にしました。
1つ目
毛布やタオルをかき集め送ろうと思い行動しております。
一般からの物資は逆に迷惑になるとの報道がありますが、僕はそうは考えません。
未曾有の家屋被害、多大な避難民、報道されていない漁村の被害・・洋服や毛布の一枚も、家が流され残っていない方にとってどれだけ必要なものとなるでしょう。
個人では1、2枚の毛布かもしれませんが、集まれば大きな力になります。
地震当日より当店の職人やご近所の店舗、お隣さんに声掛けをさせていただきました。
未使用タオル56枚、毛布11枚を始め、コートやジャンパーなど衣服も預かっております。
物流ままならない時期ですが、当店が責任を持って被災地にお送りすべく、荷造りをしております。
2つ目
当店先代が急逝した際、親戚の叔母より「手作りトンボのストラップ」を貰いました。
それだけの事ですが、僕や妹にとってとても嬉しい事であり、勇気づけられたものであったことを思い出します。
そこで「被災者への励まし」と「復興の願い」を込めて、メッセージ色紙と千羽鶴を被災地に送りたく思います。
超有名人でもなければ、大企業でもない・・被災者の皆さんと同じ目線、同じ立場としての私たちからの、同じ市民・同志としてのメッセージを伝えたくて。
店頭で折り鶴を折ってください。また、色紙へのメッセージをご記帳願います。
勇気を!元気を!希望を!! 同じ市民として、今日を生きる日本人として、私たちの気持ちを伝えましょう!!
3つ目
私たちにできる事で一番喜ばれるのは義援金。
個人で寄付もいたしました。しかし個人では限界があります。
お恥ずかしい話ですが、店舗を再建したばかりで売上げもままならず・・給料もほとんどありません。
そこで、店としてできる事があろうかと考え、以下の約束を果たしたく思います。
『チャリティセール開催。在庫商品10%オフ。売上げから義援金を拠出』
①商品売上金の10%を義援金として、日本赤十字社の義援金募集に応募します。
②期間は、平成23年3月17日~4月30日(第一弾)
③後日正確な数字と手続き結果を、皆さまにご報告申し上げます。
国が元気になるとはどういう事でしょうか・・経済を回し、皆で皆を支えあえる状況を作り出すことです。
当店の利益率は大手に比べ相当低い・・僕はそれでも義援金として少しでも多くの寄付をしたいと願っております。
経費・人件費は粗利益の中から捻出しますが、この度は10%をお客様に還元、10%を義援金とします。
つまり、皆さんの生活も、被災者の方の生活も、皆で支えあっていきたい!!
・・苦しいです。正直本当に苦しいです。
でも、皆さんの願いや想いを乗せるからこそ意味がある行為となり、皆さんの優しさがあるからこそ日本は良くなっていくのです。
宝飾品は、あるいは贅沢品かもしれません。
しかしながら、こんな時だからこそ堂々と明るく前向きに宝飾品を身にまとい、心地よく過ごすべきなのではないでしょうか?
気持ちが明るくなれば笑みがこぼれます。
笑みがこぼれれば周りの人も微笑みます。
微笑みが繋がれば被災地にも明るい希望を伝える事ができます。
私たちの心が豊かで明るくなくちゃ、被災者の笑顔などありえない!!
僕にはまだ子供がありませんが、これからの子供たちの為にも、今できる事をやっておきたい。
・・明るい未来の日本を作るのは、まさに今この瞬間なのです!!
・・これら3つの行為は、小商店主のささやかな願いに過ぎないのかもしれません。
「何かしなければならない!できる事をできる範囲でする!当事者なのだから!!」
そう思い、もどかしいくらいの日本人の親切心を少しでも形にして、愚直でも何でもいい、皆で協力して復興を支えていきたいのです。
「義援金以外にも何かしたい・・」 そう思われるようであれば、どうか当店を通じて形にしてみてください。
メッセージも折り鶴も、物資も義援金も・・・全て当店が責任を持って被災地にお届いたします。
少しでもいい、気持ちだけでもいい・・どうかご協力くださいませ。
『忠恕(ちゅうじょ)』
・・自分の良心に忠実であることと、人に対する思いやりが深いこと
僕がいつも心に留めている言葉です。
自分を裏切らない責任ある行為を致したく思っております。
どうかご協力くださいますよう、心よりお願い申し上げます。
長くなりましたが、ここまでお読みくださりありがとうございました。
まだまだ余震など予断を許さぬ時期ではございます。
どうかくれぐれもご自身のお体とご家族の安全を念頭に、慎重にお過ごしくださいませ。
また笑顔で明るくお会いできます事を楽しみにしております。
恐惶謹言